【用語集】プロダクトツアーとは?ユーザーが効果的に機能を活用するために

プロダクトツアーとは
プロダクトツアーとは、アプリやWebサービスを初めて利用するユーザーに対して、製品の主要な機能や使い方をわかりやすく案内するガイダンスのことです。
つまり、ユーザーオンボーディングに欠かせない重要な施策になります。
「チュートリアル」や「ウォークスルー」とも呼ばれますが、特にSaaSプロダクトのガイダンスに用いられることが多いです。
プロダクトツアーの主な目的は、新規ユーザーが製品の価値をすぐに理解し、スムーズに利用を開始できるようサポートすることです。
初めて製品に触れるユーザーにとって、機能の多さや複雑さに圧倒されることがあります。
プロダクトツアーは、そのような状況でユーザーを適切にナビゲートし、製品への理解を深めるための重要な手段となるのです。
ただし、プロダクトツアーは新規ユーザー向けだけでなく、既存ユーザー向けにも提供されることがあります。
例えば、大規模な機能アップデートや新機能のリリース時に、既存ユーザーに変更点を説明し、新しい機能の活用を促すためにツアーが用いられます。

プロダクトツアーの実装方法
プロダクトツアーの実装方法には、自社開発とツール導入の2つのアプローチがあります。
自社開発
自社開発の最大の利点は、製品との親和性の高さです。自社の開発チームが直接ツアーを作成することで、製品のUIやUXに合わせた最適なガイダンスを提供できます。
また、柔軟なカスタマイズが可能なため、ユーザーのニーズに合わせてツアーを調整することも可能です。
しかし、自社開発にはデメリットもあり、開発コストと工数がかかってしまいます。専門の開発チームを割り当てる必要があり、ツアーの作成や保守に時間と労力を要するのです。
また、製品の変更に合わせてツアーを更新する必要があるため、継続的なメンテナンスが必要になります。
ツール導入
一方で、Appcues、Userpilot、Intercomといった専用のSaaSツールを活用するという選択肢もあります。
これらのツールを使えば、プログラミングの知識がなくても、プロダクトツアーを簡単に作成することができます。
そのため、導入にかかるコストを大幅に削減できるでしょう。
さらに、専用ツールを導入することで、開発チームの負担を軽減し、マーケティングやカスタマーサクセスのチームがツアーの管理を担当できるようになります。
これにより、各部門が連携しながら、効果的なプロダクトツアーを提供できるようになるでしょう。
ただし、SaaSツールを利用する際には、いくつか注意点があります。
まず、ツールと自社の製品との連携に制限がある場合があります。また、カスタマイズの自由度が低いことがあるため、自社の要件に合わせた細かな調整が難しいかもしれません。
加えて、ツールの機能や価格プランによっては、自社の要件を完全に満たせない可能性もあります。
したがって、SaaSツールを選ぶ際は、自社の製品やニーズとの適合性を慎重に見極める必要があるでしょう。
プロダクトツアーの効果
プロダクトツアーを導入することで、様々な効果が期待できます。
初期離脱率の低減
ユーザーが製品の価値を理解し、スムーズに利用を開始できるようサポートすることで、初期の段階で離脱してしまうユーザーを減らせます。
特に、製品の機能が多岐にわたる場合や、ユーザーの習熟度にばらつきがある場合に、プロダクトツアーは効果は大きいでしょう。
機能の活用促進
プロダクトツアーを活用することで、ユーザーが効果的に機能を活用することを促進できます。
主要な機能や使い方を分かりやすく説明することで、ユーザーが製品の価値を実感し、満足度や定着率の向上につなげることができるのです。
さらに、ユーザーが製品を積極的に活用するようになれば、フィードバックや要望も得られやすくなり、製品の改善にも役立ちます。
サポートコストの削減
ユーザーが自力で製品を理解し、利用できるようになれば、問い合わせやサポートの負荷を減らすことができます。
その結果、サポートチームは複雑な問題への対応に注力できるようになり、効率的な運営が可能になるでしょう。
まとめ
今まで述べてきたように、プロダクトツアーは、ユーザーオンボーディングに欠かせない重要な施策であり、ユーザー体験の向上とビジネス成果の改善に直結する取り組みです。
プロダクトツアーを活用する際は、ユーザーの視点に立ち、わかりやすく価値あるガイダンスを提供することが重要です。
プロダクトツアーを通じて、ユーザーとの関係性を強化し、事業の成長につなげていきましょう。
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今関 栞
航空会社でキャリアをスタート。これまで約7年、スタートアップ/ベンチャー企業にて、主にCS、及び業務プロセス改善に従事。 CS部門の立ち上げ/運用/改善、チャーンレートの改善やチャーン阻止など実務〜マネジメントを経験。 また、SQLを用いたデータ取得/分析/提案、CRM構築などテクニカルな分野も得意領域。 これまでの担当企業数は数百社にわたる。