2024年振り返り: 種を撒いて、水やりをする
やっと2024年が終わる。
今年1年あまりに怒涛すぎて、3ヶ月ぐらいの感覚しかないのだけれど、無事1年過ごせたので、振り返りを残しておこうと思う。
事業振り返り
去年の振り返りにも書いた通り、今年は会社の軸をCS(カスタマーサクセス・カスタマーサポート)領域で事業化しようと考えていた。
色々な企業様を支援していくなかで、「企業と顧客の距離遠すぎないか、もっとお互いに話に行く関係になったら、その企業の事業だって伸びるんじゃないか」と思いつき、CSを軸にすることにした。
多くの企業ではそもそも新規事業やるとなっても、顧客にヒアリングすることも思いつかなければ、ヒアリングすることすら恐怖を感じてしまうようなケースもある。既存事業をグロースしたいといっても、契約後ほとんどフォローができず、すぐ解約されちゃったりもしている。
だったら、もっと顧客に話にいったり、積極的にフォローをすることで、結果的に事業がグロースし、パキシーノ設立当初に描いたイノベーションの推進ができるのではないかと思ったのであった。
とはいえ、それまでは新規事業の伴走支援や受託開発をしていたこともあり、CS領域の事業創出は未経験。
そもそもアジャイルの推進だったり、習慣化サービスHabiteeの事業構築だったりで、CS領域には触れているとはいえ、コンサルでもない。
なので、経験も実績も少ないなかで、事業化しようとしたというのが2024年のチャレンジである。
ということで、まずは実績を作らねばということで、実績を作りにいくことに。とはいえ、ビジョンもソリューションもなければ、実績を作れないので、まずは以下の記事をしたためた。
自分の場合事業を作るときは、大体こういうエッセイをみたいな思いを書くところから始める癖があるらしい。
そして、色々な人とで出会い、できることややりたいことを話すなかで、いくつもご一緒いただけるケースが増えていった。
たとえばマンションリサーチ様とはVoC(顧客の声)の活用をテーマにした研修を行った。代表の山田さんがVoCを非常に重要視されており、一緒に設計させていただき、研修を実施させていただいた。
ZeQ様・Box様とはオフサイトを主催し、CS組織のありかたについて中長期戦略を定めた。ZeQ様とは本件に限らず、色々CS領域に関する取り組みもできており、CSに関する知見もどんどん溜まっていくことに。
スタートアップだとオフサイトをよくやるのだけれど、こういった長時間の合宿みたいなものをされる企業さんは少ないようで、もっとオフサイト広まれればよいのとも思っている。
また、LIFULL様のようにオンボーディングの設計という、CSにとっても最重要視されるオンボーディングの設計の支援も行わせていただいた。CSはオンボーディングが全てというぐらいに重要なので、オンボーディングしていない企業さんいたら、一緒にやりましょう。
ここには書ききれないものも色々あるのだけれど、色々ご相談を頂き、経営者・CS部門が抱えるCS課題がどんどん見え、現在では僕一人ではなく何人ものチームでご支援するケースも出てきている。
何も実績がないところから、このようにできることが増え、一つ一つ積み上げられた1年だった。
組織振り返り
パキシーノを創業したときから、一人ではなく、チーム・組織でやりたいと思っていたので、色々模索した一年だった。
大きなこととしては、インターン採用を始めたことだった。世の中を変えるのは若くて優秀な人という固定概念もあり、なんとかインターン採用をしたかった。
その結果、優秀なインターン生がジョインすることに。オウンドメディアをやりたかったので、インターン生と二人三脚で進めている。AIを使いつつ、記事化を進めていて、サイト経由で問い合わせも生まれるようになっている(インターン生すごい)!
引き続きインターン生は募集しているので、ドベンチャー経験したい若い子(もちろんビジョンに共感する素敵な人ならインターンに限らずウェルカム)いたら、ぜひご連絡ください。
そして、お客様の支援でも、僕一人では限界があるので、CS領域に強い方々が多く助けてくださった。CS領域の設計・伴走支援をお願いしながら、チームで対応できる体制ができ始めている。
とはいえ、ほとんどが1年以上前から声をかけていた方々で、採用はほんと1年ぐらいラグがあるなぁと。
今一緒にやっている今関さんとカジュアル面談もやっているので、お話したい方ぜひ話しましょう!
また、営業組織立ち上げも行い、自社で営業も強化する試みをやってみた。ここについては、僕が営業に詳しくないこともあり、全体の戦略が作りきれず、もう少し色々できたなぁという思いもある。一緒にやってくれたメンバーの方の負荷もかなり高めてしまった。ここは2025年見直したい。
他にも
CS領域やっていたのだけれど、どうしても潜在ニーズ & 狭いという問題を抱えていたので、どうしようかなと思っていたところ岡村さんという素敵で面白い方と出会うことがあり、セールス領域でも事業を作れたらいいねという話で意気投合。
岡村さん自分の誕生日会やると、300人ぐらい集まる謎の人で、自分には持っていない力を持っている。
CSはそれ単体でやるよりはセールスやマーケと組み合わせることで相乗効果を生むと思っていて、いい事業を作っていきたい。
2025年の過ごし方
2024年色々やってみたが、そのなかでいくつか微調整したいことがでてきた。
- ① 事業はDXを軸にする。CRM・MAなどデジタイゼーションから入り、その後伴走支援としてのデジタライゼーションに繋げる
- ② 引き続き組織で伴走支援できる体制を作っていく
①については、CS領域を1年やってきたなかで最も感じている課題。カスタマーサクセスですら分かりづらいのに、そこにコンサル的な要素が入るとさらに分かりづらい。潜在課題 & 無形商材 & 高単価という最もセールス難易度が高い商材となり、しかも対応できる人も限られるという問題が出てしまう。
これだとスケールできないので、分かりやすい課題に変えて、まずはCRM/MA構築などのシンプルなところからやっていきたいと考えている。
2025年はここを立ち上げる年にしたい。
②については引き続きで、CRM/MA構築などにすることで、僕以外でも対応できる状態を作っていく。
これは一緒にやってる方々にシェアした資料なのだけれど、2025年からスケールを意識した世界にしていくことを改めて考えている。
また、ここ1年セールスとマーケをかなりやって、自分のなかでも解像度がだいぶ上がってので、そこの立ち上げも自分がリードしながらやっていく。セールスはインバウンド・アウトバウンドをやっていくし、マーケは思いつく限りのコンテンツマーケをやっていく。
ここを作り切る一年にしたい。
終わりに
人生でもトップ3に入るレベルで働いた一年だったけど、なんとか健康に1年終えられて良かった。
2022年に創業してからもうすぐ3年となるが、毎年一歩ずつやりたいことに近づいてきており、だいぶ芯に近づいてきた印象がある。
目のお客様を支援しつつ、自社の事業を立ち上げるというのは本当にタフであるし、心折れそうな日が何度もあるが、それでも周りに支えられながら、なんとかここまで来られたと思う。
この3年種を撒いて、一つ一つ丁寧に水やりをしてきたので、2025年は綺麗な花が咲く年にしたい。
役員候補、インターンなど引き続き一緒に事業を伸ばしてくれる仲間を探しているので、興味あるかもって人はぜひ連絡してほしい。
お世話になった方々本当にありがとうございました!
2025年もどうぞよろしくお願いいたします!