SEO提案の良し悪しを見分けるには?良い提案の特徴や準備のポイントを解説

担当者AさんSEO会社から提案書をもらったけど、専門用語ばかりでよくわからない…



内容が正しいか判断できないけど、このまま依頼して大丈夫かな…
SEO会社から提案を受けたものの、内容を十分に理解できず、不安に感じていませんか?
提案内容をよく理解できないまま契約を進めると、自社の課題に合わない施策に予算を使ってしまう可能性があります。
その結果、期待した集客効果が得られないだけでなく、数ヶ月という貴重な時間を無駄にしてしまうケースもあります。
でも、大丈夫です。
SEOの専門知識がなくても、提案書のどこを確認すればよいかを知っておけば、自社に合う提案かどうかを判断しやすくなります。
この記事では、SEOの提案を受ける担当者に向けて、良い提案と注意すべき提案の違いや、より自社に合った提案を引き出すための事前準備を分かりやすく解説します。
これからSEO対策の外注を検討している方、提案書の内容を正しく判断したい方は、ぜひ参考にしてください。
- SEO提案書の良し悪しを判断するポイント
- 良いSEO会社の特徴
- 注意したいSEO会社の見分け方
- 提案を受ける前に準備しておきたいこと
SEO対策の良い提案とは?


SEOの提案とは、検索順位を上げるために「誰が・何を・どのような手順で進めるのか 」を示した行動計画のことです。
具体的には、サイトの課題診断、狙うべきキーワードの選定、コンテンツやサイト構造の見直しなどが含まれます。
ただし、見た目が整った提案書だからといって、自社に合った提案とは限りません。
大切なのは、自社の課題や目的に沿った内容になっているかどうかです。
ここでは、SEO会社から提案を受けるときに確認したい4つのポイントを解説します。
ヒアリングに基づいた課題診断から始まっている
良い提案書には、具体的な施策の前に、必ず自社サイトの課題診断が含まれています。
たとえば以下のようなことが挙げられます。
- どのキーワードで流入が取れているのか
- どのページで離脱が多いのか
- 競合と比べて不足しているコンテンツは何か
こうした現状把握がないまま施策だけを提案されても、本当に必要な対策か判断できません。
自社サイトの弱点や改善点が、数字や具体例をもとに説明されていれば、提案された施策の必要性も理解しやすくなります。



自社のデータを見て弱点を指摘してくれる提案は、テンプレではない証拠なので信頼できます。
目標数値に無理がなく、達成までのスケジュールが明確か
SEO会社の提案書では、将来のアクセス数や問い合わせ数、検索順位などの目標が示されることがあります。
その数字が、自社サイトの現状や競合の強さを踏まえたものになっているかは、大切な確認ポイントです。
たとえば、「半年でアクセス数を10倍にする」「限られた予算で競合の強いキーワードの1位を目指す」といった提案は、実現までの根拠を慎重に確認する必要があります。
また、目標だけでなく、いつ・何を行い、どの段階で効果を確認するのかが示されているかも見ておきましょう。
良い提案では、目標数値とあわせて、その数値を目指す根拠や進め方まで説明されています。
数字の大きさだけでなく、前提条件や達成までの流れを確認することが大切です。
順位だけでなく問い合わせや売上につながる内容になっている
SEO対策では、検索順位を上げることも大切です。
しかし、本来の目的は順位そのものではなく、問い合わせや資料請求、購入などの成果につなげることです。
そのため、良い提案では「どのキーワードで上位を目指すか」だけでなく、「そのキーワードからどのような成果を期待できるか」まで考えられています。
たとえば、アクセス数を増やす記事と、問い合わせにつながりやすい記事では役割が異なるためです。
自社の商品やサービスに合わないキーワードで順位が上がっても、成果につながらないことがあります。
作業範囲や費用の内訳がわかりやすい
SEO対策を外注するときは、SEO会社がどこまで対応してくれるのかを必ず確認する必要があります。
たとえば、キーワード選定までなのか、記事構成の作成まで含まれるのか、本文執筆や入稿、既存ページの修正まで依頼できるのかによって、自社側の作業量は大きく変わります。
ここが曖昧なままだと、契約後に「これは別料金です」「その作業は御社で対応してください」といった認識のズレが起こりやすくなります。
費用についても、コンサルティング費、記事制作費、サイト修正費、レポート作成費など、項目ごとに分かれているかを確認しましょう。



「提案のみで作業は自社負担」という契約も多いです。社内リソース不足で頓挫しないように注意しましょう。


良い提案をしてくれるSEO会社の特徴


良い提案をしてくれるSEO会社は、SEOの知識だけでなく、自社の事業内容や集客の課題にも目を向けてくれます。そのうえで、必要な施策をわかりやすく説明してくれるかどうかが大切です。
提案書の内容だけでなく、打ち合わせでの説明や質問への答え方にも、その会社の姿勢は表れます。
ここでは、信頼できるSEO会社かどうかを判断するときに確認したい3つの特徴を解説します。
施策の根拠を自分の言葉で説明できる
信頼できるSEO会社は、提案する施策の理由を専門用語だけで説明しません。
自社サイトの状況に合わせて、なぜその対策が必要なのかをわかりやすく伝えてくれます。
たとえば、「Googleが評価するから」「SEOでは一般的だから」といった説明だけでは、発注側は判断しにくいものです。
以下の例のように、具体的に説明してくれるかを確認しましょう。
- 御社のサイトはサービスページへの導線が弱いため、まず内部リンクを見直す必要があります
- 競合サイトと比べて比較検討中のユーザー向けの記事が不足しています
反対に、質問しても詳しい説明を避けたり、専門用語だけで押し切ろうとしたりする会社には注意が必要です。
施策の中身が見えないままでは、何に費用を払っているのか判断しづらくなります。
自社に近い業種やサイトでの支援実績がある
SEO会社を見極めるうえで、過去の支援実績は重要な判断材料になります。
ただし、「導入実績〇〇社」といった数の多さだけで判断するのは避けましょう。
大切なのは、自社と近い業種や、同じくらいの規模のサイトで支援した実績があるかどうかです。
業界や商材によって、検索するユーザーの行動や競合サイトの強さは異なります。
そのため、似た条件で支援した経験がある会社であれば、自社の状況に合った提案を受けやすくなります。
成果指標と悪い結果もきちんと報告してくれる
良いSEO会社は、契約前の段階で「何を成果とするのか」をすり合わせてくれます。
アクセス数を増やしたいのか、問い合わせを増やしたいのか、特定サービスの申し込みにつなげたいのかによって、取るべき施策は変わります。
信頼できるSEO会社は、運用が始まった後も良い数字だけを見せるのではなく、伸びなかった部分や順位が下がったページについても説明してくれます。
たとえば、「今月はこのキーワードの順位が下がりました。競合ページの内容が更新されているため、来月は対象ページをリライトします」といった報告があると、発注側も状況を把握しやすくなります。
SEOは毎月右肩上がりに成果が出るものではありません。
だからこそ、良い結果だけでなく、課題や改善方針まで共有してくれるかを確認しましょう。



順位低下は必ず起きます。それを隠さず「なぜ落ちたか・どう直すか」を報告してくれるのが本当のプロです!
将来的な自社運用まで考えてくれる
信頼できるSEO会社は、契約期間中の施策だけでなく、将来的に自社で運用しやすくなることも考えてくれます。
たとえば、記事の作り方、キーワードの選び方、既存ページの見直し方などを共有してくれる会社であれば、社内にも少しずつノウハウが蓄積されます。
もちろん、すべてを自社で対応する必要はありません。
しかし、施策の意図がまったく共有されないままでは、契約終了後に何を続ければよいのかわからなくなります。
提案書や打ち合わせの中で、「将来的には社内で更新や改善を進められる体制を作る」といった話が出ているかも確認しておきましょう。
注意すべきSEO会社・提案の見分け方


SEO会社の中には、十分な説明がないまま高額な契約をすすめたり、成果につながりにくい施策を提案したりする会社もあります。
内容をよく確認しないまま契約すると「費用をかけたのに問い合わせが増えない」「サイト改善が進まない」といった結果になる可能性があります。
場合によっては、不自然なSEO施策によって検索評価に悪影響が出ることもあります。
ここでは、契約前に確認しておきたい3つの注意点を紹介します。
「必ず1位になります」と上位表示を保証する
「指定のキーワードで1位を保証します」といった提案には注意が必要です。
検索順位は、Googleの検索システムや競合サイトの状況、検索ユーザーのニーズなど、さまざまな要素によって変わります。
そのため、外部のSEO会社が確実に順位を保証できるものではありません。
Googleも、Google検索で1位表示を保証できる人はいないと案内しています。
順位保証を強く打ち出す会社は、検索数がほとんどないキーワードや、競合の少ない特殊なキーワードを前提にしている場合もあります。
提案を受けるときは、「どのキーワードで、なぜ上位を狙えるのか」「上位表示後にどのような成果を見込んでいるのか」まで確認しましょう。
具体的な施策内容を説明してくれない
「あとはすべてお任せください」と言われるだけで、具体的に何をするのか説明がない提案にも注意が必要です。
SEO対策には、キーワード選定、既存ページの改善、記事作成、内部リンクの見直し、サイト構造の整理など、さまざまな作業があります。
どの作業を行うのかがわからなければ、費用に見合う内容か判断できません。
特に注意したいのは、質の低い外部サイトから不自然なリンクを集めるような施策です。
現在では、こうした方法は検索評価を下げる原因になる可能性があります。
「誰が・何を・どの順番で進めるのか」がわかる内容であれば、契約後の動きもイメージしやすくなります。



具体的な作業内容の開示を渋る業者は避けるのが無難です。
料金の内訳や解約条件がわかりにくい
契約書や提案書に「SEO対策一式」とだけ書かれている場合も注意が必要です。
一式という表現だけでは、何にどれだけの費用がかかっているのかがわかりません。
コンサルティング費、記事制作費、サイト修正費、レポート作成費など、項目ごとの内訳を確認しましょう。
また、契約前には解約条件も必ず確認しておく必要があります。
最低契約期間が長い、途中解約ができない、解約時に高額な違約金が発生するといった条件がないかを見ておきましょう。
ここまで解説した良いSEO会社と注意したいSEO会社の違いを、表で整理します。
| 比較ポイント | 良いSEO会社 | 悪質なSEO会社 |
|---|---|---|
| 順位の説明 | 順位保証はせず、現実的な見通しを示す | 「1位保証」「必ず上がる」と断言する |
| 施策の説明 | 作業内容や根拠をわかりやすく説明する | 具体的な内容を説明してくれない |
| 成果指標 | 問い合わせや売上などの目的も確認する | 検索順位だけを強くアピールする |
| 料金・作業範囲 | 費用の内訳と対応範囲が明確 | 「一式」などの表現が多く、内訳がわかりにくい |
| 報告体制 | 良い結果も悪い結果も共有する | 良い数字だけを見せる、または報告が少ない |


良い提案を引き出すための事前準備


SEO会社から良い提案を受けるには、発注者側の準備も大切です。
自社の目的や現状が整理されていないまま相談すると、SEO会社も課題を正確に把握しにくくなります。
その結果、一般的な施策の提案にとどまり、自社に合う内容かどうか判断しづらくなることがあります。
事前に必要な情報を整理しておけば、自社に合った提案を引き出しやすくなり、複数社を比較するときの判断もしやすくなります。
ここでは、SEO会社に相談する前に準備しておきたい3つのポイントを解説します。
自社の目的と具体的な目標数値を整理する
まずは、「なぜSEOに取り組むのか」をはっきりさせておきましょう。
たとえば、以下のようなことです。
- サイト経由の問い合わせを月30件から50件に増やしたい
- 特定サービスの売上を伸ばしたい
- 採用ページへの流入を増やしたい
目的が曖昧なままだと、SEO会社もどの施策を優先すべきか判断しにくくなります。
また、提案を受けた発注側も、その内容が自社に合っているのか判断できません。



とりあえずアクセスを増やしたい」というフワッとした要望だと、無難で効果の薄い提案しか出てこなくなります。
サイトの現状データを共有できる状態にしておく
SEOの提案は、サイトの現状をどこまで把握できるかによって内容が変わります。
可能であれば、Google Search ConsoleやGoogleアナリティクスのデータを確認できるようにしておくと、より具体的な診断を受けやすくなります。
権限の共有が難しい場合は、以下をまとめておくだけでも役立ちます。
- 主要ページのアクセス数
- 問い合わせ数
- 現在上位表示されているキーワード
- 直近の順位や流入の変化


比較検討するための質問を用意する
複数のSEO会社から提案を受ける場合は、あらかじめ同じ質問を用意しておくと比較しやすくなります。
会社ごとに聞く内容が違うと、提案内容や対応の違いが見えにくくなります。
同じ質問への答え方を見ることで、説明のわかりやすさや、課題への理解度を確認できます。
たとえば、以下のような質問を用意しておくとよいでしょう。
- なぜ、この施策から始めるべきだと判断しましたか?
- 成果はどの指標で確認しますか?
- どのくらいの期間で効果を見ていきますか?
- 自社と近い業種の支援実績はありますか?
- 想定どおりに順位や問い合わせが伸びない場合、どのように見直しますか?
同じ質問への答え方を比べると、説明の具体性や対応の丁寧さが見えやすくなります。
まとめ
SEOの提案を正しく判断するために必要なのは、専門知識だけではありません。
大切なのは、以下を確認することです。
- 何を根拠に提案しているのか
- 費用と作業範囲が明確か
- 自社の目的に合っているか
反対に、「必ず1位になります」と断言する提案や、具体的な作業内容が見えない提案、料金や解約条件がわかりにくい契約には注意が必要です。
SEO会社を選ぶときは、1社だけで決めず、自社の目的や現状データを整理したうえで、複数の会社から提案を受けて比較しましょう。
本記事で紹介したポイントを参考にすれば、自社に合ったSEO会社かどうかを判断しやすくなります。
もし、これから比較検討を進める予定がありましたら、ぜひ弊社の無料相談もご活用ください。
御社の課題を丁寧にヒアリングしたうえで、根拠に基づいたSEO対策をご提案いたします。
SEOの提案に関するよくある質問
- SEOの提案や見積もりは無料で受けられますか?
-
多くのSEO会社では、初回の相談や見積もりを無料で行っています。
ただし、詳細なサイト診断や競合分析、具体的な改善案の作成まで含む場合は、有料になることもあります。相談前に、どこまでが無料の範囲に含まれるのかを確認しておくと安心です。
- SEO会社を選ぶとき、最初に確認すべきことは何ですか?
-
まずは、提案する施策の根拠をわかりやすく説明してくれるかを確認しましょう。
「なぜこの施策が必要なのか」「どの順番で進めるのか」「成果は何を基準に判断するのか」を聞いたときに、具体的に答えてくれる会社は信頼できます。
あわせて、料金の内訳や作業範囲、解約条件も契約前に確認しておくと、後から認識のずれが起こりにくくなります。
- SEO施策の成果が出るまでには、どのくらいの期間がかかりますか?
-
サイトの状況や競合の強さによって異なりますが、SEOは短期間で大きな成果が出る施策ではありません。
一般的には、成果が見え始めるまでに数ヶ月以上かかることが多く、半年〜1年ほどの期間を見ておくケースもあります。
そのため、「すぐに1位になります」「短期間で必ず成果が出ます」といった提案には慎重になりましょう。現実的なスケジュールと改善方針を示してくれる会社かどうかが大切です。




