【初心者向け】SEOキーワード選定のやり方｜選び方のコツから便利ツールまで徹底解説！

Webサイトの集客を担当する多くの方が、こんなふうに感じているかもしれませんね。SEOの世界は専門用語も多く、どこから手をつけていいか迷ってしまいますよね。

でも、この記事を読んでいただければ、もうキーワード選びで迷うことはありません。
初心者の方でも、この記事を読み終えるころには、

こんな状態になれます。
専門用語はなるべく使わず、わかりやすい言葉で解説していくので、リラックスして読み進めてくださいね。一緒に、あなたのサイトをたくさんの人に届けるための一歩を踏み出しましょう！

SEOキーワードとは

SEOキーワードとは、ユーザーがGoogleなどの検索エンジンで何かを調べるときに打ち込む言葉（検索クエリ）のことです。たとえば、「新宿 レストラン おしゃれ」や「在宅ワーク 始め方」といったものが、すべてSEOキーワードにあたります。

SEO対策においてキーワード選定が大切なわけ

SEO対策で、なによりも大切なのがキーワード選定です。ここが全てのスタート地点になる、とても重要なステップなんですよ。

みんな同じ「パソコン」という言葉で探していても、その裏にある本当の気持ちはさまざまです。キーワード選定とは、このユーザーの本当の気持ち（検索意図）を深く考える作業なんです。ここをしっかり考えないと、読者が本当に知りたい情報からズレてしまい、読んでもらえない記事になってしまいます。

【初心者でも簡単】SEOキーワード選定の具体的な7ステップ

ここからは、いよいよキーワード選定の具体的な手順を、7つのステップに分けてやさしく解説していきます。この通りに進めれば、誰でも「宝のキーワード」を見つけ出すことができますよ!

ステップ1：あなたのサイトの目的とターゲットを明確にする

最初のステップが、実は最も重要です。
どんなにテクニックを駆使しても、誰に、何を伝えたいのかが曖昧では意味がありません。

そして、その情報を届けたいターゲットユーザー（ペルソナ）を具体的に描いてみてください。

【ペルソナ設定の例：パーソナルジムの場合】

このようにペルソナを具体的に設定することで、彼女がどんな言葉で検索するかがリアルに想像できるようになります。

ステップ2：ペルソナの悩みからメインキーワードを洗い出す

次に、ステップ1で設定したペルソナが、どんなキーワードで検索するかを想像します。そして、思いつく限り書き出してみましょう（ブレインストーミング）。ここでは完璧を目指さなくて大丈夫。まずは質より量を意識してください。

【キーワード洗い出しの例】

ステップ3：ツールを使って関連キーワードを大量に集める

メインキーワードが出揃ったら、次はキーワード選定ツールを使って、関連するキーワードを網羅的に集めていきます。ツールを使うことで、自分では思いつかなかったような、お宝キーワードが見つかることがよくあります。

メインキーワード（例：「パーソナルジム」）を入力するだけで、以下のように関連するキーワード（サジェストキーワード）を大量に表示してくれます。

ステップ4：キーワードの検索ボリュームを調べる

キーワードをたくさん集めたら、次にそれぞれのキーワードが月にどれくらい検索されているか（検索ボリューム）を調べます。

検索ボリュームを調べるには、Ubersuggestが便利です。

また他にも、Googleキーワードプランナーや有料ツールのAhrefsなどが役立ちます。

目安としては、検索ボリュームが100〜1000程度のロングテールキーワードがおすすめです。

ステップ5：検索意図を分析し、キーワードをグループ分けする

集めたキーワードを眺めていると、似たような目的（検索意図）を持つキーワードがあることに気づくはずです。これらをグループ分け（グルーピング）してみましょう。

【グルーピングの例】

このグループが、1つの記事のテーマになります。なぜなら、Googleは1つの記事で1つのテーマ（トピック）を網羅的に解説しているページを高く評価する傾向があるからです。

ステップ6：競合サイトを調査して「勝てるか」を見極める

対策したいキーワードのグループが決まったら、実際にそのキーワードで検索してみます。そして、上位に表示されているサイトをチェックしましょう。以下の3つのチェックポイントを通じて、自分のサイトが競合に「勝てるか」を見極めます！

①上位サイトはどんな内容を書いているか？

上位サイトの記事をいくつか読んでみましょう。そして、「自分なら、もっと分かりやすく書けるかな？」「もっと詳しく、読者の悩みに寄り添えるかな？」と考えてみてください。

②どんな種類のサイトが上位にいる？

サイトのURLの末尾（ドメイン）にも注目してみましょう。

もし企業の公式サイトや公的機関のサイトが上位を占めている場合、そのキーワードは信頼性がとても重要視される、手ごわい相手かもしれません。

③サイトの「強さ」はどれくらい？

さらに、Ubersuggestなどのツールを使って、ライバルサイトの「ドメインパワー」も調べてみましょう！

もし上位サイトのドメインパワーがすごく高くて、あなたのサイトと大きな差があるなら、そのキーワードで勝つのはかなり難しいかもしれません。

ステップ7：対策するキーワードの優先順位を決める

最後のステップとして、調査した結果をもとに、どのキーワード（どの記事テーマ）から対策していくかの優先順位をつけます。

【優先順位を決める基準の例】

【基本の知識】SEOキーワードの種類について

キーワードとひとことで言っても、実はいくつかの種類に分けられます。

主に検索ボリュームと検索意図という2つの軸で分類されます。

①検索ボリュームによる分類（量で分ける）

検索ボリュームとは、そのキーワードが月間にどれくらい検索されているかを示す数のことです。
この数によって、キーワードは大きく3つに分けられます。

種類	月間検索ボリューム（目安）	特徴	メリット	デメリット
ビッグキーワード	10,000回以上	1語のシンプルな単語が多い（例：SEO、転職）	上位表示できれば大きな流入が見込める	競合が強く、上位表示の難易度が非常に高い
ミドルキーワード	1,000～10,000回	2語の組み合わせが多い（例：SEO対策、転職 サイト）	ビッグキーワードより上位を狙いやすい	ある程度の競合性が存在する
ロングテールキーワード	1,000回未満	3語以上の組み合わせが多い（例：SEO対策 初心者 方法）	競合が少なく、上位表示しやすい。ユーザーの意図が明確で成約につながりやすい。	検索数が少ないため、大きな流入は見込みにくい

サイトを立ち上げたばかりの初心者の方は、いきなりビッグキーワードを狙うのはおすすめしません。

②検索意図による分類（目的で分ける）

検索意図とは、ユーザーがそのキーワードで検索した本当の目的のことです。
Googleは、この検索意図をユーザーにとって最も重要だと考えています。
検索意図は、大きく分けて4つのタイプに分類されます。

SEOキーワード選定でよくある失敗例と対策

ここで初心者が陥りがちな失敗例とその対策を3つご紹介します。これを知っておけば、無駄な努力をせずに済みますよ。

失敗例1：検索ボリュームが大きすぎるキーワードばかり狙う

失敗例2：検索意図とコンテンツの内容がズレている

失敗例3：キーワード選定後の効果測定をしていない

効果測定をスムーズに行うためには、KPIの設定が重要になります！KPIの設定の仕方を知りたい方は、以下の「SEO KPI」の記事を参考にしてください！

【無料あり】キーワード選定がはかどる！おすすめ便利ツール7選

キーワード選定は、便利なツールを使うことで、時間も手間も大幅にカットできます。
ここでは、初心者の方でも使いやすい無料・有料のツールを厳選して7つ紹介しますね。

《無料ツール》

1. Googleキーワードプランナー
   Google広告の機能のひとつですが、無料で利用できます。検索ボリュームや関連キーワードを調べられる、もっとも基本的なツールです。SEOをやるなら、まずはこれに登録しておきましょう。
2. ラッコキーワード
   軸キーワードを入力すると、関連するサジェストキーワードを大量に取得してくれる非常に便利なツールです。アイデア出しの段階で大活躍します。
3. Ubersuggest（ウーバーサジェスト）
   キーワードの検索ボリュームやSEOの難易度、競合サイトの分析まで、無料でできる範囲が広いのが特徴です。まずはツールを試してみたい、という方におすすめです。
4. Googleトレンド
   キーワードの検索数が時間とともにどう変化しているか、そのトレンドをグラフで見ることができます。季節性のあるキーワードなどを調べるときに役立ちます。

《有料ツール》

1. Ahrefs（エイチレフス）
   世界中のSEOプロが愛用する高機能ツールです。被リンクの調査や詳細な競合分析など、これ一つで高度な分析が可能です。本格的にSEOに取り組むなら、導入を検討したいツールです。
2. Semrush（セムラッシュ）
   Ahrefsと並ぶ、世界的に人気のオールインワンSEOツールです。競合サイトがどんなキーワードでアクセスを集めているかを丸裸にできる強力な機能が魅力です。
3. Keywordmap（キーワードマップ）
   日本の企業が開発したツールで、日本語のキーワード分析に強いのが特徴です。ユーザーの検索意図を可視化してくれるなど、直感的に使いやすい機能がそろっています。

選んだキーワードを記事に活かす！自然に盛り込む5つのコツ

キーワードを選んだら、いよいよ記事作成です。でも、ただキーワードを詰め込むだけではNG。

ここでは、自然な形でキーワードを記事に盛り込むコツを5つ紹介します

SEOキーワード選定やコンテンツ制作に困ったら外注を活用

もしあなたがそう感じているなら、思いきってプロに任せるのも一つの手ですよ。
SEOの専門家に相談することで、あなたの悩みはスッキリ解決するかもしれません。

専門家に外注すると、以下のような3つのメリットがあるんです。

1. プロの視点で「勝てるキーワード」を見つけてくれる

SEOのプロは、専門的なツールやこれまでの経験をたくさん持っています。
そのため、自分たちでは思いつかないような、成果につながる「お宝キーワード」を発見してくれるんです。
競合サイトの状況までしっかり分析して、最適なキーワードを提案しますよ。

2. あなたは本業に集中できる

キーワード選定から記事の作成までは、実はかなりの時間がかかります。
その大変な作業をまるごとプロに任せてみませんか？
そうすれば、あなたはもっとたいせつな本来の業務に時間と力を使うことができます。

3. 客観的な視点でサイトを分析してくれる

社内のメンバーだけで考えていると、どうしても「こうであってほしい」という希望や思い込みが混ざりがちです。
第三者であるプロの視点が入ることで、客観的なデータに基づいた、本当にユーザーが求めているキーワードを見つけられます。

もし少しでも「専門家の力を借りてみたいな」と思ったら、ぜひ一度パキシーノ株式会社にご相談ください。
あなたのビジネスに寄り添って、最適なプランをご提案します。

まとめ：SEOキーワード選定を制する者が、SEOを制す

今回は、SEOキーワードの基本から、具体的な選定手順、便利なツール、記事への活かし方まで、盛りだくさんの内容でお届けしました。

もう一度、大切なポイントをおさらいしましょう。

キーワード選定は、一度やったら終わりではありません。サイトを運営しながら、定期的に新しいキーワードを探したり、既存の記事を見直したりすることが大切です。

ぜひ、あなたのビジネスを大きく成長させる「お宝キーワード」を見つけ出してくださいね。

もし、自社でのキーワード選定やコンテンツ作成が難しいと感じたら、専門家に相談するのも一つの手です。私たちもいつでもご相談に乗りますので、お気軽にお問い合わせください。

【FAQ】SEOキーワードに関するよくある質問

1つの記事に入れるキーワードは、いくつくらいが適切ですか？

明確な決まりはありませんが、基本的には1記事1キーワードを意識するのがおすすめです。1つの記事で伝えたいテーマを1つに絞ることで、内容が専門的になり、ユーザーの満足度も検索エンジンの評価も高まりやすくなります。ただし、メインキーワードに関連する共起語やサジェストキーワードは、積極的に盛り込んでいきましょう。

検索ボリュームは、どれくらいの数値を目安にすればいいですか？

サイトの強さ（ドメインパワー）によって狙うべきボリュームは変わります。立ち上げたばかりのサイトであれば、まずは月間検索ボリュームが100～1000程度のロングテールキーワードから狙うのが定石です。これらのキーワードで上位表示を重ね、サイトが強くなってきたら、徐々にミドルキーワードなど、より大きなボリュームのキーワードに挑戦していくと良いでしょう。

競合サイトが使っているキーワードを調べる方法はありますか？

はい、あります。AhrefsやSemrushといった有料ツールを使えば、競合サイトがどのようなキーワードで検索流入を獲得しているかを詳細に分析することができます。無料の範囲で調べる場合は、競合サイトのタイトルや見出し、本文で頻繁に使われている言葉をチェックすることで、対策しているキーワードを推測することが可能です。