ホームページ作成費用の相場とは？【早見表付き】
マーケティング担当Aホームページ作成費用っていくらなの？相場は？
スタートアップ社長B追加費用はどれくらい？
このような悩みがある方は多いでしょう。
初めてホームページを作成するとなると、費用を正確に判断するのは難しいですよね。
しかし、安心してください。ホームページの作成費用を考える上で、おおよその相場感や依頼先の種類によって、ある程度見積もることも可能なんです。
この記事では、そういった違いについて、ホームページ作成が初めての人でも分かりやすいよう解説しています。
ホームページ作成の全体像を理解して、自社でやるか周りに依頼するかの判断をできるよう目指しましょう！
ホームページ作成費用の相場【目的・依頼先別】
ここでは、ホームページ作成費用の相場についてまずは触れておきます。
ホームページの費用は、誰にお願いするか（依頼先）と何を作りたいか（目的）の組み合わせで決まります。
| 費用の目安 | 依頼先 | 主な目的・種類 | 規模・ページ数（目安） | おすすめケース |
|---|---|---|---|---|
| 0 〜 3万円 | 自作 (CMS利用) | 個人ブログ ポートフォリオ | 1〜5ページ （超小規模・個人） | 【予算ゼロ・学習】 時間はかかってもいいので、 とにかくお金をかけたくない。 |
| 5万 〜 30万円 | フリーランス (個人事業主) | LP (1枚) 小規模サイト | 1〜10ページ （小規模） | 【安さ・スピード】 開業直後の個人店や、 集客特化のLPを作りたい。 |
| 30万 〜 100万円 | 中小制作会社 (プロチーム) | 企業サイト 採用サイト | 10〜20ページ （中規模） | 【品質・信頼性】 銀行や取引先に見せられる しっかりした「会社の顔」が欲しい。 |
| 150万円 〜 | 大手制作会社 (ブランド構築) | 本格ECサイト 大規模サイト | 30ページ以上 （大規模） | 【戦略・成果】 上場企業や大型ECなど、 失敗できない大規模プロジェクト。 |
今あなたが作りたいサイトはどこに当てはまりそうでしょうか？
これから立ち上げるサービスのサイトであれば、小規模サイトなので5~30万円程度でできる可能性があります。
逆に、本格的でページ数も多いサイトだと、150万円以上かかるケースもあります。
まずはご自身の作りたい「目的」を定め、それに見合った「依頼先」と「予算」を検討してみることが大切です。
誰に頼むか？（特徴とメリット・デメリット）
費用に最も影響するのは人件費です。制作に関わる「人数」と「組織力」によって金額が変わります。
自作（CMSツール利用）
【相場：0円 〜 3万円】WixやWordPressなどを使い、自分で作成する方法です。
- メリット： ほぼ無料で作れる。修正がいつでも自由にできる。
- デメリット： 膨大な時間と手間がかかる。デザインやセキュリティが素人レベルになりやすい。
フリーランス（個人事業主）
【相場：5万 〜 30万円】企業に属さず活動する個人のデザイナーやエンジニアに依頼する方法です。
- メリット： 制作会社より圧倒的に安い。直接やり取りするため対応が早い。
- デメリット： スキルにばらつきがある。病気などで連絡が取れなくなるリスクがある。
中小規模の制作会社
【相場：30万 〜 100万円】ディレクター、デザイナーらがチームで制作する、最も一般的な依頼先です。
- メリット： プロのチーム品質が保証される。納期遅れのリスクが低く、運用サポートも手厚い。
- デメリット： 人件費やオフィス維持費がかかる分、フリーランスよりは高額になる。
大手制作会社
【相場：150万円 〜】ブランド戦略の立案から、高度なシステム開発までを担う大規模プロダクションです。
- メリット： 戦略設計、撮影、取材、マーケティングまでワンストップで依頼できる。
- デメリット： 非常に高額。多くの人が関わるため、完成までの期間が長い（半年以上〜）。
何を作るか？（機能と作業量の違い）
サイトの「種類」によって、必要なページ数やシステムが異なるため、費用が変わります。
LP（ランディングページ）
【相場：5万 〜 40万円】商品購入やお問い合わせ獲得に特化した、縦長の1ページサイトです。
- 特徴： ページ数は「1枚」ですが、売上を作るための「セールスライティング」や「デザイン戦略」が必要なため、意外と手間とコストがかかります。
小規模サイト（店舗・個人事業紹介）
【相場：10万 〜 50万円】お店のアクセス、メニュー、サービス内容などを紹介するシンプルなサイトです。
- 特徴： 5〜10ページ程度の「小規模」構成。既存のテンプレート（ひな形）を活用することで、デザイン費を安く抑えるのが一般的です。
企業サイト・採用サイト
【相場：30万 〜 100万円】会社の公式情報として、信頼性を担保するためのスタンダードなサイトです。
- 特徴： 10〜20ページ程度の「中規模」構成。スマホ対応は必須で、自分たちでお知らせを更新できる機能（CMS）を導入するため、構築費がかかります。
本格ECサイト・大規模サイト
【相場：150万円 〜 数千万円】商品をオンライン販売したり、膨大な情報を検索・処理したりするサイトです。
- 特徴： 30ページ以上の「大規模」構成。デザイン費よりも、「決済機能」「顧客管理」「セキュリティ対策」などのシステム開発費が大半を占めます。
見積もりの内訳と制作後にかかる維持費
ここまでの内容でおおその金額が分かった方も多いかと思います。
ただ、見積もり金額の総額だけを見て「高い」「安い」を判断するのは危険です！
しっかりと内訳を理解しないと、不要なオプションをつけたり、必要な部分に予算を配分したりしてしまうことが起きてしまいます。
小規模なサイトであれば問題ないですが、30万円を超える企業サイトの場合、単に制作だけではなく、ディレクションなど様々な費用がかかってきます。
しっかりと内訳も理解していきましょう。
何にお金がかかる？見積もりの内訳３選
一般的なWeb制作会社の見積書に含まれる主な項目は以下の通りです。
① ディレクション費
- 相場： 全体の20〜30%
- 役割： 現場監督（進行管理・要件定義）
制作チームを指揮する重要な役割です。ここをケチると、完成後の「認識ズレ」やトラブルの原因になりやすいため、削るべきではありません。
② デザイン費
- トップページ： 5万〜15万円
- 下層ページ： 1万〜5万円（1ページあたり）
「サイトの顔」であるトップページは単価が高くなります。テンプレートを使えば安く済みますが、ブランドに合わせてオリジナルで作る場合は高額になります。
③ コーディング費
- 相場： 1万〜5万円（1ページあたり）
デザイン画をWeb上で見られるように構築する作業費です。スライドショーなどの「動き」をつける場合、難易度が上がり費用もプラスされます。
代表増田規模が大きくなると、コーディングだけではない様々な費用がかかります。しっかりと内訳を理解し、自社にとって必要な予算感をイメージできるようにしましょう！
サーバー・ドメイン代など「維持費」の目安
ホームページは「作って終わり」ではなく、公開し続けるために毎月の「家賃」のような費用がかかります。この維持費を予算に組み込んでおかないと、運用が立ち行かなくなってしまいます。
ドメイン代（ネット上の住所）
- 目安： 年間 1,000円〜5,000円
- 「.co.jp」などは少し高いですが、企業の信頼性担保のために必須です。
サーバー代（データの置き場所）
- 目安： 月額 1,000円〜5,000円
- 一般的な企業サイトなら、月1,000円程度のレンタルサーバー（Xserverなど）で十分です。
保守・管理費（トラブル対応・更新）
- 目安： 月額 5,000円〜5万円
- 制作会社に管理を委託する費用です。自社で対応できない場合、セキュリティリスクを避けるためにプロに任せるのが一般的です。
どっちがいい？フリーランスと制作会社の選び方
ここまではおおそよの費用感を述べてきました。ここまで理解できれば、費用について想定外のことが起こる可能性も減ってくるでしょう。
次に理解しないといけないのが依頼先の選定です。
それぞれのメリット・デメリットを理解し、自社の状況に合わせて選びましょう。
クオリティと安心感なら「制作会社」
制作会社の最大の強みは、組織としての対応力と品質の安定性です。
デザイン、コーディング、マーケティングなど、各分野のプロフェッショナルがチームで制作するため、高クオリティなサイトが期待できます。
また、担当者が退職しても会社としてサポートが継続されるため、数年単位での運用を考えている場合も安心です。
たとえば、ホームページ制作後ちょっとした編集をしたいとしましょう。フリーランスに頼んでいる場合、1~2年経つと連絡が取れないといったことも起き、そもそもまた発注先を探さないといけないというリスクも抱えています。
そういったリスクを避けるため、会社として支援してくれる制作会社のほうが長い目線で運用もお願いできます。
ただし、人件費やオフィス代が乗るため、費用は高くなります。また、社内規定により柔軟な対応（急な修正や値引きなど）が難しい場合もあります。
費用を抑えるなら「フリーランス」
フリーランスの最大の魅力は、圧倒的なコストパフォーマンスと柔軟性です。
制作会社と比較して中間マージンが発生しないため、同じ予算でもワンランク上のデザインを依頼できることがあります。
また、チャットツールなどで直接制作者とやり取りできるため、修正の反映が早く、細かな要望にも柔軟に応えてもらえるケースが多いです。
一方で、個人のスキルに品質が左右されるリスクがあります。「連絡が取れなくなった（音信不通）」「納期が遅れる」といったトラブルもゼロではありません。
ホームページ作成費用を安く抑える3つのポイント
とはいえ、費用を押さえたいという方も多いかと思います。
「プロに頼みたいけれど、予算は限られている」という方のために、品質を落とさずに費用を抑えるための具体的なポイントを3つ紹介します。
1. テンプレートを活用してデザイン費を削減する
完全オリジナルのデザイン（フルオーダー）は高額ですが、「テンプレート」を活用すれば費用を大幅に抑えられます。
最近のWordPressテーマなどのテンプレートは非常に高品質で、写真や色を変更するだけでオリジナリティを出すことが可能です。
「どうしても他社と被りたくない」という強いこだわりがない限り、テンプレートベースでの制作を依頼することで、デザイン費を数万円〜十数万円単位で節約できます。
代表増田たとえば、弊社で支援を行わせて頂く場合、Wordpressの「Swell」というテンプレートを使って、品質高くスピーディーに開発できる実績を持っております。
2. 原稿や写真素材を自社で用意する
制作会社に見積もりを依頼する際、「原稿作成」や「写真撮影」が含まれているか確認しましょう。
プロのライターやカメラマンを手配すると、それだけで10万円以上の追加費用がかかります。
しかし、会社案内パンフレットの文章を流用したり、自社で撮影した写真を提供したりすることで、これらのオプション費用をカットできます。
ただし、画質の悪いスマホ写真はサイトの印象を悪くするため、メインビジュアルだけは有料素材サイト（ShutterstockやPIXTAなど）の画像を購入して使用するのがおすすめです。1枚数千円でプロ品質の画像が手に入ります。
3. 補助金・助成金を活用する
国や自治体が提供する補助金制度を利用することで、制作費用の1/2〜2/3程度が戻ってくる場合があります。
- IT導入補助金: 業務効率化に繋がるITツールの導入。
- ＊2025年度のIT導入補助金ではホームページ作成は補助対象外。
- 小規模事業者持続化補助金: 販路開拓を目的としたホームページ制作やリニューアルが対象。
これらの補助金は申請期限や要件が決まっているため、申請を検討する場合は、補助金申請のサポート実績がある制作会社を選ぶとスムーズです。見積もりの段階で「補助金を使いたい」と相談してみましょう。
失敗しないために見積もり前に決めておくこと
最後に、スムーズな制作と予算オーバー防止のために、依頼前に準備しておくべきことをお伝えします。
最も重要なのは、「ホームページの目的」と「必要な機能」を明確にすることです。
「とりあえずカッコいいサイト」という曖昧なオーダーは、制作会社側も提案が難しく、不要な機能を盛り込まれて見積もりが高くなる原因になります。
- 誰に（ターゲット）： 20代の女性に、地元の高齢者に、など
- 何をさせたいか（ゴール）： 資料請求をしてほしい、電話をかけてほしい、商品を買ってほしい
- 絶対に必要な機能： スマホ対応、お知らせ更新機能、お問い合わせフォーム
これらを整理した上で、複数の会社から見積もり（相見積もり）を取りましょう。条件を揃えて比較することで、適正価格が見えてきます。
まとめ
ホームページ作成費用の相場は、目的や依頼先によって大きく異なります。
- 費用重視なら： フリーランスや自作（5万〜30万円）
- 品質・安心重視なら： 制作会社（30万〜100万円以上）
- 安く抑えるコツ： テンプレート利用、素材の自社用意、補助金の活用
大切なのは、「いくらかかるか」だけでなく、「その費用で何が実現できるか（費用対効果）」を見極めることです。
まずは自社のホームページの目的を明確にし、予算内で最大の効果を出せる依頼先を見つけましょう！
支援社数は30社以上！
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パキシーノのコンサルティングは、ただアクセスを増やすだけではありません。売上アップに直接貢献します！まずはお気軽にご相談ください！
よくある質問（FAQ）
ここでは、ホームページ作成費用について初心者の方がよく悩むポイントに、Q&A形式でお答えします。
- ホームページ制作費用の月額（維持費）はいくらですか？
-
一般的なコーポレートサイトの場合、月額1,000円〜5,000円程度（サーバー・ドメイン代）が目安です。制作会社に保守管理まで依頼する場合は、さらに月額5,000円〜2万円程度が加算されます。
- ホームページを初期費用無料で作成することは可能ですか？
-
はい、「Wix」や「Jimdo」「STUDIO」などのノーコード作成ツールを使えば、初期費用無料で作成可能です。ただし、無料プランでは独自ドメインが使えなかったり、広告が表示されたりする制限があります。ビジネス利用であれば、月額1,000円〜2,000円程度の有料プランへの加入を推奨します。
- 制作期間はどれくらいかかりますか？
-
規模によりますが、一般的なコーポレートサイト（5〜10ページ）で2〜3ヶ月程度が目安です。テンプレートを利用した簡易的なサイトであれば、最短2週間〜1ヶ月程度で公開できる場合もあります。